このアプリ村民票では過去にもお伝えしていますが、西粟倉村は2019年に「SDGs未来都市」に選定されました。
(引用ここから)
“ 世界的に進む都市化を見据え、持続可能な経済社会システムを実現する都市・地域づくりを目指す「環境未来都市」構想を進めています。
環境モデル都市は、持続可能な低炭素社会の実現に向け高い目標を掲げて先駆的な取組にチャレンジする都市で、目指すべき低炭素社会の姿を具体的に示し、「環境未来都市」構想の基盤を支えています。(内閣府HPより)”
(引用ここまで)
それにともない、8月には村の職員や学校関係者、さらには地元の医療関係者、企業関係者も参加する「SDGs研究会・ワークショップ」が開かれました。
SDGsについては西粟倉中学校が先行して様々な取り組みを行っています。
村全体としてさらにSDGsを推進し行政の取り組みに反映させることを目標として実施された今回のワークショップについて、西粟倉村役場地方創生推進室の村山智美さんにお話を伺いました。
― 今回ワークショップを開催した目的をあらためて教えてください。
今回はこの分野の専門家である芝浦工業大学の中口毅博先生をお招きして、SDGsに取り組む必要性や考え方について解説頂きました。中口先生は自治体の環境政策を専門とし、地域創生やSDGsに関わる教育・啓発活動に長年取り組んでおられる方です。その中口先生にあらためてSDGsとは何なのか、行政や教育現場での取り組み事例などをご紹介いただき、西粟倉村として何ができるのかを考える機会になるように企画しました。
― ワークショップでは具体的にどのような事を行ったのでしょうか?
今回はまず中口先生から事例等の解説をしていただき、その後に各参加者に「マイSDGs宣言」を考えてもらいました。これは個人として自分自身や家庭、地域や行政として具体的に何ができるができるのかを個々人で考えてもらうという事です。
例えばペーパーレス化を推進しようとか、会議のときはマイボトルを持ってこようとか、個人が取り組める事からアイデアを出してもらいました。
その後にグループで集まり、それぞれの宣言を共有するところまでを今回のワークショップで行いました。
― 今回のワークショップの成果を今後どのようにアウトプットするのでしょうか?
今回のワークショップの成果をもとに、役場や各企業での宣言をまとめて貰います。ここで具体的な取り組みの方法や、どのように達成状況を測定するかなど、宣言の達成に向けた施行案を作成してもらい、私の方でフォローアップを行う予定です。
具体的な目標や取り組みが決まったら、あとは実際に取り組みを行ってもらい、年度末にその達成状況を振り返ることになります。
また現在策定中の次期総合振興計画の中で、これらの宣言、取り組みをどう位置づけるかを今後検討していきます。
― まだ道のりは長そうですが、どんな成果が生まれるのか楽しみです。お忙しい中お話を聞かせていただき有難うございました!
今回のワークショップの様子はこちらの動画でもご覧いただけます。
中口先生からは先行している他の自治体の事例も豊富にご紹介いただいていますので、興味のある方は是非ご覧ください。