開催レポート8月30日(日)森のおもちゃで遊ぼうDay

夏の終わりに村民限定でおもちゃイベントが開催されました。

西粟倉村では毎年1度、木のおもちゃをめいっぱい広げて村内外の親子を迎える「森のおもちゃフェスティバル」を開催していましたが、今年は新型コロナウィルスの影響で残念ながら開催出来なくなってしまいました。

それでも毎年楽しみにしていた子どもたちも多く、なんとか最小限で開催しようということで2020年8月30日(日)あわくら会館百森ひろばを会場に、来場者を村民限定とし開催されました。

開催告知

当日は、会場に入る前には検温や手指のアルコール消毒、入場人数も30人に限定し対策を万全に開催されました。

対策もされた安心な環境で、子どもやその親御さんたちが沢山のおもちゃで思い思いに楽しい時間を過ごしました。

西粟倉には村有の木のおもちゃが100点以上あり、その中から今回のイベントでは厳選された約50点のおもちゃが準備されました。

指先を使うもの、音が出るもの、手触りが面白いもの、カラフルなものなど、視覚や聴覚、触覚など様々な感覚を楽しませるものばかりです。

西粟倉村にある「mori-no.oto」さんからも、ベンチにも利用出来るほどの大きな「オトナガイス」をはじめ、西粟倉の木材から生まれた様々な楽器も揃っていました。

ボンボンと暖かく大きく響く音に子どもも大人も夢中でした。

西粟倉村では「木育」の取り組みに力を入れており、このイベントもその1つです。

木育とは全国的に取り組みが増えている活動です。子どもから大人まで全ての人を対象に、木や木製品との触れ合いを通じて木材や森林への親しみや木の文化への理解を深めて、木の良さや利用の意義を学んでもらうというものです。

幼い頃から木を身近に感じることで山、森林との関わりを主体的に考えられ、木の暖かさや柔らかさを感じる豊かな心が育まれると言われています。

この木育の考え方に基づいて、全国の自治体や企業が賛同して、各々に合った取組みを展開しており、西粟倉もその1つです。

西粟倉の木育の取り組みは、このようなイベントを含む「木育キャラバンの開催」と「誕生祝い品事業」にも取り組んでいます。

誕生祝い品事業は村内の、お子さんが生まれたご家庭に、木のおもちゃ等をセットにしたものが贈られます。

西粟倉では生まれたその時から、木を身近に感じのびのびと育つ子どもたちを見守っています。

参考:林野庁 https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/kidukai/mokuiku.html