村の空き家[前編] 〜広報にしあわくら 2023年10月号より〜

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解説!村のあれって どうなっとん?

西粟倉の「今」を紐解く

今月のテーマ 村の空き家[前編]

(1)空き家の現状

近年、人口の減少や高齢化の進展、社会的需要の変化に伴い全国的に空き家問題が大きく取り上げられています。西粟倉村においても空き家問題は重要な課題となっており、令和2年度実施の空き家実態調査によると80件の空き家の存在が把握されています。本村の人口は減少傾向にあること、また、高齢者の単身・夫婦のみの世帯が増加していることから空き家の数は今後も増加が見込まれています。

西粟倉村では、令和5年3月に、管理不全な空き家等発生の防止、また空き家を地域資源として適切に流通させることを目的とした「西粟倉村空き家対策計画」を策定しました。この計画を基に定期的に有識者を交え、西粟倉村空き家等対策協議会を開催し、空き家対策への意識啓発や支援等の現状、課題などを話合い空き家問題について取り組んでいます。

(2)空き家ってこんなにリスクがあるんです!

空き家の状態が長期化し、放置すると管理不全空き家となり、周囲の迷惑となってしまいます。

所有者の方へもこんな問題が起こり得ます。

固定資産税が高くなります

周囲に影響を及ぼす「特定空家等」に該当し「勧告」を受けた場合は、敷地の固定資産税が約6倍になります。

損害賠償責任が発生するおそれがあります

所有する空き家の管理不全が原因で事故が起きた場合、所有者に損害賠償責任が発生します。相続が済んでいない場合は、法的相続分に従って賠償義務を負います。

(3)とはいえまずは何をすべき?

一言に「空き家」といっても「家」は誰もが思い入れのある大切な財産です。しかしながら、「この家をどうする?」という問題も誰もが直面する課題といえます。「まだまだ先のこと、、、」「そうなった時に考えよう、、、」と思ってしまいがちですが、まずは、相談する先を知っておく、どんな補助制度があるかを知っておくだけでもいざという時に役立ちます。

(4)考えてみよう!住宅に関するチェックリスト

そもそもどこから考え始めればいいの?という方は、このチェックリストを参考に今住んでいる・所有している「お家」の今後について考えてみましょう!家族で考えるきっかけになったり、不安に思うこと、分からないことが見えてくるはずです。

それぞれの項目について考える中で浮かんできた疑問点や課題があれば、役場総務企画課にご相談ください!

次号は西粟倉村が運用している空き家に対する制度について紹介します!

広報にしあわくら10月号全文は以下でご覧ください。

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