西粟倉村百年の森林協同組合 発行情報誌 「西粟倉の森より」 

「百年の森林協同組合」と「西粟倉の森より」

  百年の森林協同組合は、西粟倉村で活動する林業・製材業・木工業者が一丸となって、次の世代のために美しい森をつくり、引き継いでいく為に、設立されました。

小さい村の中で林業・製材・木工など木に携わる各事業者(現在13社)が一つのビジョンを共有し、TEAM西粟倉として真に西粟倉の森のため、木材を使ってくれる人のため、そして何より村の未来のために活動しているのが協同組合です。林業・材木業をベースとして展開しながら、次の時代をつくるようなアイデアやサービスが生まれる森や木の一大実験地も目指します。

百年の森林協同組合では、村民の皆さんや森林に興味を持たれている方々に、森に関わる事や木を取り扱うお仕事内容を紹介したり、小さなお子さまにも興味を持っていただけるようキカイ図鑑など沢山の情報を「西粟倉の森より」として毎月広報誌を通じてご紹介しております。

【西粟倉の森より 3月号】

【西粟倉の森より 4月号】

百年の森林構想の始まりとこれからを

2008年に着想し、翌年より開始した「百年の森林もり事業」。民有林を村が主体になってまとめ、スギ・ヒノキ林の整備を進めてきました。 約10年が経過した今、ある課題に直面しています。それは、地形などの理由により作業用の道が作れず、整備が行き届かない山林が数多くあることです。 このままでは、土壌が痩せ、集中豪雨による災害が発生するなど、危険性が高まってしまいます。 そこで、山頂部や河川沿を自然林化し、災害に強い山林を作ろうとしています。また、環境の改善によって生態系を回復させ、豊かな山林と河川に囲まれた村を目指します。

これは、森林の再構築(森林Re Design)によって、森林が生み出す価値の最大化を目指すということです。 林業のみにとどまらず、山菜や木の実、自然薯の栽培など、もっともっと多様な視点で山林資源の活用を行います。

この構想の実現には、同じ目標に向かって協力してくれる仲間が必要です。 森林Re Designを進めると共に、仲間として手を挙げてくれる人たちと協力関係を結ぶことができる仕組みづくりにも取り組みます。 ここで生まれる関係を大切にし、継続してゆくことは、再生可能エネルギー、ローカルベンチャー、地域の教育・福祉などの発展につながり、それらが支えとなって持続可能な村が創造されます。

西粟倉・百年の森林 視察お申し込み

川上から川下まで西粟倉の森林ストーリーをぜひ見に来てください。

全国的にも先進的な西粟倉村の取り組みは、ぜひ一度村を訪れて体験してみてください。川上から川下まで、チーム西粟倉の各社が、それぞれの取り組みを説明いたしますので、実際に現場で見て触れて、私たちの森づくりへの情熱を体験してみてください。