広報にしあわくら 2021年2月号より

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西粟倉村総合振興計画等策定に関する「村のこれからの10年を考える」アンケート結果

令和3年度から10年間を計画年とした「第6次西粟倉村総合振興計画」の策定に向けて、昨年実施したアンケート調査の結果についてお知らせします。本調査は、15歳以上の全村民と村内の小学生・中学生、村出身者の方や村に関係する皆さまが、村の現状に対しどのような認識を持ち、どう評価しているのか、村の将来に対して何を望み、どういう願いを持っているのかを把握・分析し、計画策定の基礎資料とすることを目的に実施しました。

下記のとおり、結果の一部をご紹介させていただきます。詳細については、村ホームページに掲載いたしますので、ぜひご覧ください。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

【アンケート調査概要】(実施期間令和2年8月・9月)

●村民向けアンケート

  • 対象者:15歳以上の全村民1,250名
  • 調査方法および配布・回収方法:世帯へ世帯人員分を同封して、郵送を行った。なお、回収にあたっては、郵送での回収またはWEBでの回答とした。
  • 回収状況:回収数389件(内、郵送回収335件、WEB回収54件)・回収率31%

●小中学生向けアンケート

  • 対象者:小学5・6年生及び中学生62名
  • 調査方法および配布
  • 回収方法:学校にて配布
  • 回収・回収状況:回収数62件

●村出身者・関係人口向けアンケート

  • 対象者:村出身者、村と関係のある方
  • 調査方法および配布
  • 回収方法:村民向けアンケートに同封し、郵送またはWEBでの回答とした。また、アプリ村民票での、WEB回答も行った。
  • 回収状況:回収数211件(内、郵送回収47件、WEB回収164件)

【村民/小中学生/出身者・関係者】村の魅力は何だと思いますか。

  • 小中学生が、出身者・関係者が「豊かな森林」「新鮮な空気、きれいな水」を挙げており、村の自然環境に対する評価が高いことがわかります。
  • 村民では、「鳥取や兵庫方面へのアクセスの良さ」が2番に高い割合を示しており、過去のアンケート結果より高い結果となっています。

【村民】理想とする子どもの数と予定の子ども数について/予定の子どもの人数が理想の子どもの人数より少ない理由について

<理想の子どもの数/予定の子どもの数>

  • 理想の子どもの数は、「3人」(37.0%)が最も多く、予定の子どもの数は、「2人」(20.6%)が最も多い結果となっています。
  • 予定の子どもの人数を理想の子どもの人数より少なく回答したのは、全体の17%となっています。
    • 予定の子どもの人数が理想の子どもの人数より少ない理由については、「子育てや教育にお金がかかりすぎるから (42.4%)」が最も多く、次いで、「自分の仕事に差し支えるから (25.8%)」が多くなっています。

【村民】外から村に戻られた、または移られた理由について

  • 「その他」を除き、「村を出た時から戻る予定だったから」(20.8%)が最も多く、次いで「親の事情(介護や病気など)」(20.5%)、「やりたい仕事を実現したい」(15.5%)となっています。
  • 出身地別に見ると、県外出身者では「やりたい仕事を実現したい」が43.1%もあります。これは他の属性と比べて高くなっており、自分の目標を実現するために村に住み始めた人が多いことが分かります。一方、村内出身者では「やりたい仕事を実現したい」は3.4%となっており、「村を出た時から戻る予定だったから」が40.3%で最も多い理由となっています。

【村民/出身者・関係者】今後、村が力を入れていくべきことは何だと思いますか。

<村民>

  • 村が力を入れていくべきことでは、「乗合バスの巡回など移動手段の充実」(41.4%)が最も多く、次いで、「保健・医療施設や救急医療体制の充実」(40.6%)、「自然環境の保全」(40.4%)の順となっています。
  • 村に住み続けるために必要なことでは、「乗合バスの巡回など移動手段の充実」(35.7%)及び「高齢者福祉サービスの向上」(35.7%)が最も多く、次いで、「保健・医療施設や救急医療体制の充実」(35.5%)の順となっています。
  • 過去のアンケートと比較すると、村が力を入れていくべき内容では、自然環境の保全や公共交通の充実を求める人が増えています。一方、村に住み続けるために必要なことでは「インターネットなど情報基盤の充実」を望む人が2倍以上に増えています。

<出身者・関係者>

  • 村が力を入れていくべき内容は、「自然環境の保全」(50.2%)が最も多く、次いで「農地・山林の管理・保全」(43.6%)、「インターネットなど情報基盤の充実」(41.7%)の順となっており、自然環境の保全に対する意識が高いことが分かります。
  • 住み続けるために必要なことは「、インターネットなど情報基盤の充実」(41.2%)が最も多く、次いで「自然環境の保全」(36.0%)、「農地・山林の管理・保全」(32.2%)の順となっています。

【村民/出身者・関係者】自分の子どもに、帰ってこいと言える村だと思いますか。/自分の子どもが、住んで良い村だと思いますか。

<村民>

  • 「思う」、「やや思う」をあわせた『思う』と回答した人が39.6%であり、「やや思わない」「、思わない」をあわせた『思わない』と回答した人が43.4%であり、『思う』の回答を上回っています。

<出身者・関係者>

  • 「思う」、「やや思う」をあわせた『思う』が73.2%であり「、やや思わない」、「思わない」をあわせた『思わない』が20.7%となっており、『思う』と回答した人が過半数を上回っています。
【出身者・関係者】西粟倉村への関わりをどのように深めていきたいですか。
  • 「地域の人とのコミュニケーションを深めたい」(32.2%)が最も多く、次いで「今以上の関係性は求めていない」(29.9%)、「地域のためになることにチャレンジしたい」(27.5%)の順となっています。一定数、地域の人とのコミュニケーションを深めたいという意向があることがわかります。

【村民/小中学生/出身者・関係者】あなたが思うワクワクする村の姿についてお聞きします。

将来の村の姿について、ほんの一部ですが、ご紹介します。「誰もが、生きがいを感じながら暮らせること」、「老若男女、出身者、Iターン者垣根なく支えあう」村などのご意見が共通してあげられました。

<村民>

  • 誰もが生きがいを感じながら生活できる村。誰もが安心して生活できる村。
  • 「村の子どもはみんなの子ども、村の高齢者はみんなのおじいちゃんおばあちゃん」とお互いに思える関係になっていること。
  • 誰もが地域をつくる一員であるという誇りと責任をもって、暮らしや仕事などあらゆる場面で支え合える村。

<小中学生>

  • 誰もが親切で上手にかかわりあうようになっている村
  • 豊かな森林があって、水がきれいでいろんな人がいてほしい。自分も森に関わっていきたい。
  • 今と同じで森林や自然をみんなが大切に思ってほしい。地域の人の役に立ちたい。
  • 行事を大切にする村、人がたくさんいる。

<出身者・関係者>

  • 誰もが認められる自分らしく生きることができる村
  • 誰もが未来を志向できる村○自然に囲まれながらも多くのこと、人の考えに触れることができ、子供がイキイキと育つ場所。そして将来帰りたいと思う場所。

広報にしあわくら2月号全文は以下でご覧ください。

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