広報にしあわくら 2020年10月号より

目次

SDGs未来都市にしあわくら 〜村の未来を創る、考える〜 第3話

SDGs研修会・ワークショップ

収穫の季節を過ぎると、村内の各地域で秋祭りの準備が始まります。
こういった集まりも、地域の持続可能性を考えるうえで欠かすことのできない要素です。

8月24日~25日にかけて、職員向けSDGs研修会・ワークショップが開催されました。
役場職員、幼稚園、診療所職員に加え、村内の企業(順不同:株式会社あわくらグリーンリゾート、社会福祉協議会、エーゼロ株式会社、株式会社百森、一般社団法人Nest、一般財団法人西粟倉むらまるごと研究所)の方も忙しい合間を縫って参加いただきました。芝浦工業大学の中口教授を講師に招き、研修会・ワークショップをしていただきました。

前半に講義があり、SDGsへの取り組み方、行政だけでなく住民の方のSDGsへの参加の重要性、他地域での事例紹介(イベントに絡めたSDGsの普及啓発の方法)などお話いただきました。

後半は、各々の日々の業務の中で取り組む事が出来る目標を考えてもらい、その後業務内容が近い数人グループで話し合うワークショップを行いました。ワークショップ中は、積極的に意見を交換し合う様子が見られました。各企業から出席いただいた代表者と役場職員、また同じ課の職員でもSDGsという視点から話し合う機会はなかなか無いため、良い意見交換の場になったようです。

ワークショップ後、話合いの中で良かった目標を発表してもらいました。みなさん、すぐにでも実行できそうな目標から、将来的に実現したい目標まで、様々なマイSDGs宣言の発表が行われました。

一部の例をご紹介します。

研修会・ワークショップを経て

役場内では目標の中でもすぐにでも出来ることに早速取り掛かりました。

・ペーパーレス化

役場資料は紙ベースになりがちですが、管理職会の資料からペーパーレス化をしようという声が管理職チームから上がりました。
SDGs研修会・ワークショップの約1週間後の管理職会では早速、資料のペーパーレス化に向けて取り組むことを確認しました。

・SDGsバッジの着用率

SDGs未来都市選定後、SDGsの認知度を上げるためにSDGsバッジを役場職員に配布しましたが、バッジが取れてしまうということで着用率が低いという部分に着目しました。SDGsマークのシールを用意し、名札に貼ってもらうことにしました。
バッジまたはシールのいずれかの着用率100%を目指します。

ここから更に各課内で協議して、各課のマイSDGs宣言の原案をまとめてもらいます。9月末から10月初旬にかけて、マイSDGs宣言のブラッシュアップを実施いたします。具体的な取組方法、達成状況の把握方法について、適切な助言や支援を中口教授に行っていただき、今年度の部署別マイSDGs宣言を確定いたします。
ここまでやってみて一番感じたことはSDGsとは単なるゴールではなく、手段であるということです。
2030年に実現を目指す村の未来を創造し、SDGsを手段として使い、出来ることから始めることが大事だと思いました。
小さなことも、積み重ねれば大きな効果を生むということを皆さんに知っていただくことが出来ればいいなと思います。

広報にしあわくら10月号全文は以下でご覧ください。

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