欧米ではクリスマスの定番 ヤドリギ

ヤドリギ科の半寄生常緑低木です。通常落葉樹に寄生し、自身は常緑なので,冬季には、丸い株が樹木に飾ったボンボリのようによく目立ちます。

(半寄生というのは、自分でも葉緑素を持っているため光合成ができるが、他の植物(寄生主)からも栄養を取って成する植物のことを言います。)

切れないペーパーナイフのような独特の葉がいいですね^^ また下記に示した寄生の仕組みがすごいです!

ヤドリギは種を鳥に運んでもらい、仲間を増やします。ヤドリギの種はベタベタの粘着質でおおわれているので、ヤドリギの実を食べた野鳥がフンをしたとき、その粘着質が鳥のおしりにくっつき、鳥はそれが嫌で木の枝でおしりをこすって種を離そうとします。枝にこすりつけられ、粘着質物質によって固定されたヤドリギの種は、そこから寄生根をのばして寄主に固定され、成長していくという仕組みです。本当によく出来た仕組みですね!

欧米では、クリスマスリースとして使われるヤドリギには、「ヤドリギの下では、キスを拒むことはできない。もし拒んでしまったら翌年結婚のチャンスはない」という言い伝えがあるらしいです。

うーん、ヤドリギのリースを作りましょう!!


それとここ(おおがやスキー場)には、ヤドリギの実を好んで食べる美しい野鳥、ヒレンジャク、キレンジャクも来るようです^^ 今年の冬には見れるかな?